ごめんねジュビリー

La La Love NCT DREAM THE DREAM SHOW

PRODUCE 101 JAPAN 練習生の辞退について皆さんの力を貸していただけませんか?ー運営による練習生に関する対応の詳細な説明を要求する運動

 

chng.it

 これは、アイドルがスキなわたしによる、同じようにアイドルを応援している皆さん、そしてアイドル関係なく誰かが傷ついていることに対してモヤモヤを抱えている皆さんへ、力を貸していただけないかというお願いです。

 以下、ちょっと長いので「手っ取り早く何するのか知りたい!」という方は(結論)そのほかの措置の検討:具体的に何をするのか?」まで飛んでくださればと思います。また、当エントリを読み、今回の運動に関するご助言・ご意見:「運営に対する説明要求にはこれが必要/不必要なんじゃないか?」などがございましたら、こちらにてご教示頂けますと、大変嬉しく思います。くわえて 、頂戴したご助言・ご意見は、このエントリに(随時更新)のかたちで共有させて頂きますことをご了承いただけますと幸いです。

(問題提起)このエントリで伝えたいこと:皆さんの力が必要です。

 ー考える力、声を上げる力。

 この世界に「100パーセントの正義」など存在しないけれど、「誰かが傷つくことが正義である」ことはあってはならない。誰かを踏みにじること、誰かを笑うこと、誰かを傷つけることが当たり前にみえる今この世界で、それは「悲しいこと」で「怒りを覚える」べきことだ。

 でも、そういう感情を覚えたその先。その先はどうする?もやもやした感情をどこかで発散して、少し楽になって、あらたなきらきらを追いかける。それって、すっごく簡単だ。

 でも、アイドル、アイドルになるために頑張っている練習生、彼らを応援するファン、政治家、ワイドショーの司会者ーーー誰がどんなひとだろうと、関係なく、守られるべき、守るべき、誰かの、そして自分の尊厳がある。そして今、この時、わたしたちが大事に思うひと、応援したいひと、守りたいひとたちが傷つけられている現状がある。

 しかし、その守られるべき権利を守るためのシステムはいまだ不充分で、わたしにできることは少ない。すぐに世界を変えることはできない。傷ついている誰かを、悲しみや怒りを感じる自分を救うすべは、今この国に存在しないかもしれないし、わたしがただそのすべを知らないだけかもしれない。

 だけど、それでも、声をあげない、考えない、そのすべを探さないままで、本当にいいんだろうか。

 最近、アイドルをまなざすこの界隈には、ファンひとりでは立ち向かうことのできないほどおおきく荒れ狂う嵐が吹き荒れていた。わたしはそのおおきな力に圧倒され、「もうたくさんだ」と悲しんだし、怒りを覚えた。そして、わたしの他にも「もうたくさんだ」、「どうにかしたい」と考えているひとがいるんじゃないかと、そう思った。

 今、わたしがスキな「アイドル文化」のなかで傷つけられているアイドルや練習生がいる。でも傷つけられたひとたちを守るシステムは確立されていない。それがもどかしい現状だと思う。けれど。

 今、システムがなくたって。これから先、誰かや自分を救うシステムをつくるために。心ない誰かの言葉で、傷つくひとが少しでも減るように。傷ついたひとが命を落としたり、自分にはどうしようもない理由で、許されない理由で、人生の選択を狭められたりすることがないように。考える力が欲しいひとが、考えたいと思っているわたしが、「おかしいのでは?」「ゆるされないのでは?」と声をあげないわけにはいかないと思った。システムがないなら、それをつくるために。システムをつくろうという声を増やすために。わたしは、つねに感じた「モヤモヤ」を言葉にして進んでいきたいと思ったし、ひとりじゃできないことに無力感を覚えながらも、「皆さん」と一緒になら「どうにかできる」のではないかと考えました。

 これは、アイドルがスキなわたしによる、同じようにアイドルを応援している皆さんへ、力を貸していただけないかというお願いです。

目的

 コンテンツを供給する側:運営コンテンツを消費する側:視聴者が今回の事態に関して、なにが許されないことであるおそれがあるのかを確認し、そしてこのような事態が二度と起こらぬように「再発防止」に尽力すること。

 わたしたち個人これからの世代として、絶対に超えてはいけない線を越えてしまわないように「人権侵害」を考え、誹謗中傷またはそのほかの人権侵害を行ってはいけないという意識を持つこと。

また、視聴者がそのような認識を持っているというコンセンサスを運営に届けることで、今後このような人権侵害が行われないように警鐘を鳴らすこと。

・・・今回問題となるおこない・・・

人権侵害となるおこない

・「国籍」による差別

・差別いかんにかかわらず「SNSでの誹謗中傷」

現状

韓国人練習生3名(キム・ヒチョン、キム・ユンドン、チョン・ヨンフン/※敬称略)がサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」(略称:日プ)から辞退

事実経過

2019年11月28日 運営による練習生キム・ヒチョンの番組辞退のお知らせ

国民プロデューサーの皆様へご報告

国民プロデューサーの皆様へご報告

いつもPRODUCE 101 JAPAN及び練習生へ大きなご支援をいただきありがとうございます。

練習生キム・ヒチョンにつきまして、
一身上の都合により、PRODUCE 101 JAPANから辞退することになりましたのでご報告致します。運営事務局としても本人の意向を尊重し辞退を受け入れることとなりました。
既に収録している番組や制作物に関しましては、現状のまま進行致します。

また、キム・ヒチョンを含む、韓国人練習生3名(キム・ヒチョン、キム・ユンドン、チョン・ヨンフン)の番組参加資格に関して一部の方からお問い合わせいただいています件について以下のとおり説明いたします。

◆応募資格につきまして
本オーディションでは、オーディションの運営に支障が出ないよう、応募資格を日本在住の方に限定しております。上記の3名につきましては、オーディション開始時点で日本国内に滞在し生活しておりますので、オーディションへの参加を認めております。
また、応募時点で芸能事務所に所属していないことを条件としておりましたが、3名とも過去に所属していた韓国の芸能プロダクションとの所属契約は応募時点において解消されていることも確認できております。

◆兵役と渡航制限につきまして
上記の3名は、現時点で韓国での兵役を終えておらず、いずれも将来的に韓国に帰国し、兵役に就く義務がございます。
今後3名について日本での活動が制限される可能性がございます。
しかし、これらはいずれも法律上の義務であって、将来的な活動に支障があるとしても、その義務を果たすことについては、PRODUCE 101 JAPANとして当然のことと想定しております。従いましてこの点をもって応募資格に欠けるものとは考えておりません。

上記のとおり、応募資格の違反等は一切ございません。国民プロデューサーの皆様には、上記を踏まえて安心して推しMENに投票していただければ幸いです。
引き続きPRODUCE 101 JAPAN、練習生へのご支援を何卒宜しくお願い致します。

PRODUCE 101 JAPAN運営事務局

 

2019年12月5日 運営による練習生キム・ユンドン、チョン・ヨンフンの番組辞退のお知らせ

キム・ユンドン、チョン・ヨンフン辞退のお知らせ

国民プロデューサーの皆様

練習生キム・ユンドン、チョン・ヨンフンの2名から辞退の申し出がありました。
彼らと話し合いを重ねた結果、本人たちの意向を尊重し、運営事務局としては辞退を受け入れたことをご報告致します。
第三回順位発表式収録の後に申し出があったということもあり、本日(12/5)の番組内容はそのまま配信させていただきます。

また、各種SNSにて一部実名で事実無根の心ない誹謗中傷の投稿が見受けられます。
皆様が本プロジェクトを気持ちよく楽しんでいただけるように、SNSマナーにご理解ご協力の程お願い申し上げます。

引き続きPRODUCE 101 JAPAN、練習生へのご支援を何卒、宜しくお願い致します。

 

2019年11月28日

・キム・ヒチョンは一身上の都合により辞退を申出、運営は本人の意向を尊重し当該辞退の受入

・番組への応募資格違反についての説明(「国籍」に基づく兵役・渡航制限に関する解答)

2019年12月5日

・キム・ユンドン、チョン・ヨンフンは2人からの辞退の申出を受け、運営が2人と話し合いを重ねた結果、本人たちの意向を尊重し辞退を受入

・各種SNSにおける一部実名で事実無根の心ない誹謗中傷の投稿への注意喚起

 

実際に存在した差別による誹謗中傷の一例(友人とTwitter検索によって確認できた例)

「韓国人って兵役があるから自由に活動できないんじゃないの?」

「韓国人であることって応募条件を満たしてるって言えるの?」

「兵役で活動できない期間があることでグループに迷惑がかかる。他のメンバーがなんで穴埋めしないといけないのか」

「人気のあるKPOPグループでもこれだけ叩かれてる、韓国人がいるだけでグループ全体が嫌われるから国民的アイドルになれない」

嫌韓から誹謗中傷を受けることになるんだから日プからデビューしないほうが本人のため」
…当該練習生が「韓国人であること」を理由にした誹謗中傷の存在

誹謗中傷をしている側:国籍差別に基づく誹謗中傷であることの認識があるかはわからない

実際に存在した差別を含まない誹謗中傷の一例(友人とTwitter検索によって確認できた例)

・切り取った発言や行動を根拠にした憶測による人格否定
・容姿への誹謗中傷
・シンプルに「○○いらない/脱落しろ」

⇨いずれも、人権意識の希薄さからくる誹謗中傷では?


問題意識:「モヤモヤ」が言語化できない

 以上に説明したように、韓国籍であるサバイバル番組「PRODUCE 101 JAPAN(通称、日プ)」出演者3名が、番組からの辞退を表明し、その申出を運営が受け入れたとの告知が行われました。そして、その2回の告知において、国籍に関する説明とSNSによる誹謗中傷に対する注意喚起が行われていました。

 人生をかけて、デビューのために頑張っていた練習生がいなくなってしまったことが、ただただ悲しい。なんだかおかしい・ただしくないことが起こっているのかもしれないとは思うけれど、こうなってしまった直接的な原因も間接的な原因もわからず、なにかしたいのに、どうしたらいいかわからない。だからこそ、今回の辞退に関しての「モヤモヤ」、「できなさそうなこと」、そして「できそうなこと」をまずは言語化してみようと考えました。まず「モヤモヤ」について。そう、これって、差別という人権侵害なんじゃないだろうか?では、そんな人権侵害があった時に、わたしたちがなにができるのだろうか? 

(検討課題:読み飛ばしオーケイ)争いごとが起こった時になにができるの?

※以下、法律についての検討において、骨子を押さえて誤りがないように検討したつもりです。ですが、あてはめなければならない要件や手続き的な検討を飛ばしてしまっているかもしれません。また、そもそもの前提を誤っているかもしれません。ですので、検討についての誤りなどもご指摘いただけますと幸いに存じます。

 あるところに、大学生Aさんと大学生Bさんがいました。ふたりが友達なのか知り合いなのか恋人なのかアイドルとファンの関係なのかは関係なく、とりあえずふたりの人間がいました。

 大学生Aさんは「大学生Bが、外国人だから・女だから・キモいやつだから、嫌いだ」と彼女をTwitterInstagramなどで誹謗中傷をしました。

 この心ない言葉を受けて、Bさんはご飯が食べられなくなったり、大学を辞めようと考えるようになりました。友人Cさんは、そんなBさんをみて、「わたしになにができるかな?」とモヤモヤしていたとします。

 この時、BさんそしてCさんはAさんに対してなにができるでしょうか?

 

 Aさんはよくないことという意識がなかったり、よくないことと認識していても「誰も止めないから」わざとやっていることも考えられます。「やめて!」と言われた時に、「よくないことだった!」と気づき、やめるタイプのAさんももちろんいるでしょう。

 そんなAさんにBさんがおこなえる一番手っ取り早く、そして効果的なアクションは、Aさんと話し合いをすることです。BさんがAさんと直接で話し合いたくない場合は、友人Cさんや他者を介入させることもできるでしょう。その話し合いのなかで、BさんはAさんに対して、TwitterのツイートやInstagramの投稿を消してもらうよう求めることができます。そして、AさんとBさんのお互いが納得すれば、お金を払ってもらうこともできます。

 その一方で、そもそもAさんのおこなったことが、わたしたちが属している国のなかで「してはいけない」と決まっているルール違反である場合があります。その時は、Bさんが、国の機関に助けを求め、国を介した争いごとの解決の場を設けることが可能となります。これが、わたしたちが国に属している限り使える社会のシステムです。ですが、国に「場を提供してもらう」ためには、使えるルールが国のなかに存在しそのルール違反があったかどうかそしてそのルール違反がきちんと救済できるようになっているシステムがあるかどうかが前提となります。さらに、国に争いごとを解決してもらうシステムは、前提としてAさんのルール違反によってなんらかの被害を受けたBさんのみが使うことができ、Cさんは介入できないことが一般的です。また、Bさんが外国人である場合には、そのシステムを使う際に制限がかかる場合があります。そして、これには時間やお金などのコストがかかり、即時的な効果は見込めません。

 このようなことから、AさんとBさんの個人間において(仲介者を介する場合もある)争いごとが解決されることが一般的です。

 では、今回の練習生による辞退ならびに運営による誹謗中傷に関する注意喚起があったという事実を踏まえた上で、わたしたち視聴者はAさん・Bさん・Cさんのどの立場にあり、なにができるでしょうか?

人権侵害って?(ルールの存在)

  まず、人権侵害は、国または国を超えたルール(法律)において「許されない」、「あってはならない」と認められているおこないであるということを再確認しなければなりません。そして、人権侵害が起こった場合には、誰が・どのように・誰の人権侵害をしたのか誰になにができるのかを考えなくてはなりません。

誰による権利侵害?(ルール違反があったか?)

⇨運営(「話し合い」って言うけどどんな内容?)

 考えたくないことではありますが、運営側が「話し合い」のなかで辞退を促した/強制した可能性があります。しかし、それは現在開示されている情報のみでは判断できません。

⇨匿名性を有する個人?(SNS上での誹謗中傷が原因?)

 今回の練習生3名による当該辞退の申出は、国籍による差別に関する誹謗中傷が原因となった可能性があります。この時、どのような対応が考えられ、またその対応は効果的なものとなるのでしょうか。

 

措置の実現可能性と実効性(ルール違反の救済は可能か?そして効果的か?)

 もし運営によってそのような差別的な取り扱いがあり、それが権利侵害でありなんらかの法律(ルール)違反にあたると考えられるとしても、現状、日本でそのような外国籍の個人に対する差別的取り扱いを救済するシステムは充分に機能しておりません。したがって、ルール違反の救済が可能かどうかを判断する材料が現時点ではありません。

 さらに、匿名性を有する個人による誹謗中傷には、日本の法務省人権擁護局などに誹謗中傷の発信者に対して措置を行うなどの要求が行えますが、そもそもそのような救済だけで、今回の件への対応として充分かどうかは判断ができません。

わたしはどの立場?

 視聴者であるわたしは、「人権侵害をされた側」ではないため、したがって、Cさんの立場にあると言えるでしょう。では、Cさんにはなにができるでしょうか。

前提:Cさんとしてできることを考える

 結論:「今、開示されている情報が少なすぎてなにも分からない」がゆえに「なにができなさそうでなにができそうなのか」が判断できないのが現状であり、それがわたしの「このモヤモヤを言語化できない」状態につながっていると考えました。

 したがって、次に検討すべき点が浮上します。

運営側からの説明がなく誹謗中傷も続いている現状

⇨現時点で当該問題に関して公開されている情報が少なすぎる現状

⇨本件について考えたいのに、そのための材料がなく、憶測に留まってしまう

韓国籍の練習生3名以外の練習生に対しても、誹謗中傷ならびに名誉毀損が軽々しくおこなわれている現状


⇨おおもとは当該コンテンツに関わる運営・視聴者の「人権意識が薄い」ことにあり、差別的取り扱い・誹謗中傷、いずれも問題意識の根っこは同じ(今回声を上げる出発点)
無所属であり事務所との契約などによる保護を期待できない(後ろ盾がない)練習生たちを誹謗中傷から守るためには、視聴者・運営が意識を変えていくことが必要なのではないか?
 

 繰り返しになりますが、運営による差別的取り扱いがあったかどうか、もしくは個人による誹謗中傷が「辞退」の原因だったかどうかは、少なくとも今の情報だけでは判断できません。また、運営が、練習生に対して、誹謗中傷などへの措置を含めて最善を尽くし対応をしていた/しているとしても、起こりうる様々な事態に対する想定が足りず対応が充分でなかった/ではない現状があるかもしれません。しかし、運営だけにすべての責任を負わせ、今も続いている匿名性を有する個人による誹謗中傷に対して疑問を投げかけないことは、本当の意味で「モヤモヤ」を解消することになるのでしょうか。

 

 したがって、わたしは、次のことが必要であると考えます。

人権問題に関する意識改善の必要性⇨日プというコンテンツに関わったみんなで考えたい(争いごとをまなざすCさんができること)

⇨運営と視聴者:今回の事態に対する認識の確認

        今回のような事態が起こらないような再発防止に努めることの必要性

検討課題

⇨争いごとがあるかも?

・誰と誰の?:運営と練習生?練習生と匿名性を有する個人?

・どのような?:人権侵害?

(契約違反?:運営と練習生の間に契約があった場合に限られ、なおかつその契約の内容による)

検討(後述)

⇨争いごとの解決の方法は?

・法的措置

・そのほかの措置

⇨結論:法的措置を取ることは難しい(実現可能性と実効性)

運営:練習生を保護する義務や責任はない(かもしれない)

⇨だからといって「なにもしない」ことは許されるのか?

視聴者:練習生を保護する義務も責任も誰かに彼らの保護を訴える権利もない

⇨だからといって「モヤモヤを解消しない」ままでいいのか?

結論

⇨そのほかの措置の検討

具体的に何するのか?(実現可能性と実効性)

 今、わたしがCさんとしてモヤモヤを解消するためには、❶運営がなんらかの説明をしてくれるかどうか(情報の開示)?が前提となり、そして運営による説明が行われた場合に、❷その情報を踏まえて争いごとを解決する方法を考えてみることが必要であると考えました。

(検討)争いごとの解決手段の検討

法的措置の実現可能性と実効性

「誰のどのような利益を守るのか」

「誰が声を上げることができるのか」

「誰が/どのような責任を有していて、どのように賠償されるのか」

現状へのあてはめ(ルール違反を問えるのか?)

「誰の利益を守るのか」

⇨「人権侵害をされた個人」の日本国内法に認められる法益

⇨「人権侵害をされた個人」の国際人権法に認められる権利

 

上記の利益や権利が侵害されていたとして「誰が声を上げることができるのか」

「権利を侵害された個人」本人による訴えのみ可能だがその枠組みの確立は不充分

 

「誰が/どのような責任を有していて、どのように救済されるのか」

⇨誰にどのような法的責任を問えるの? 

運営:契約違反(契約がある場合に限る)、差別的取り扱いに関する訴え

匿名性を有する個人:人権侵害、刑事罰に関する訴え

⇨どのように救済されるの? 

契約違反、差別的取り扱いに関する訴え:刑事罰、損害賠償(民事)

匿名性を有する個人:刑事罰、損害賠償(民事)

 

法的措置の実現可能性と実効性

 

(補足)そもそもルールは存在するのか?なぜ存在するのか?
どんな人間も傷つけてはいけないというルールはあるのか?

 ーあります。第二次世界大戦におけるホロコースト民族浄化などの反省を踏まえ、国際社会は個人に「人類社会のすべての構成員の固有の尊厳」と「平等で譲ることのできない権利」を認めました。この世界人権宣言を端緒に、国際社会のなかでつくられた国際人権規約自由権社会権)を日本は受け入れ(批准)ました。ここで認められる人権は、一般的に国がその下にいる(管轄下の)個人に対して国籍にかかわらず保障する権利であるにもかかわらず、今もその権利を保護するシステムの確立は国内課題として残っています。ですが、上に述べたとおり、日本人(日本国籍を有する個人)であるという枠を超えた、「どんな人間をも傷つけてはいけない」というルールは存在するのです。日本の国民に対しては、日本国憲法(第11条、第14条)のもとで、日本国民は基本的人権を有すること、国民は法の下に平等であり、いかなる理由でも差別されないことがルール(法規範)として認められています。また、日本の国民に対しては、誹謗中傷という行為に対し、犯罪を認定できるルール(刑法:特定の個人に対する侮辱、名誉毀損業務妨害罪)が存在します。

なぜそんなルールが存在するのか?

 なぜ、そもそもこのようなルール/システムがあるのか・なくてはならないのかという疑問に、ひとことで答えることは難しいです。ですが、ひとを傷つけることがただしいという感覚を持っているひとは少ないと思います。「テレビに出ているひとだから」「外国人だから」、「心ない言葉は許されるだろう」「日本でそのような扱いを受けても仕方がない」は通用しません。上に見てきた通り、ある個人が特定の国籍・人種・民族だから、特定の宗教を信じているから・男だから・女だから・なんらかの障害を持っているから、という理由で傷つけられてはいけないことはルールとして決まっていて、そのような理由でひとを傷つけたり、そのひとの人生の選択を狭めたりすることが、「悪いことなんだ」「許されないことなんだ」「やってはいけないんだ」という理解が広まらなければならないと考えています。

 

(補足の補足)人権って公権力(国)と個人の間の権利侵害だから法的措置は取ることができないのでは?

 人権成立当時は、国家対個人の関係のみが想定されていましたが、現在においては、人権は私人間においても当然に尊重されるものであると考えられています。日本においても、私人間の人権侵害に対する被害者の救済措置は存在します。

Q26 人権委員会は,公権力による人権侵害行為のみを取り扱えばよく,私人間の人権侵害行為まで取り扱う必要はないのではありませんか。(設置法案第2条,第21条関係)

 人権は,私人間においても尊重されるべきものです。現在,法務省の人権擁護機関法務省人権擁護局,法務局及び地方法務局,人権擁護委員)において私人間の人権侵犯事件を多数取り扱っていること(※)からも明らかなように,公権力によるもののみならず,様々な虐待,差別事案などの私人間の人権侵害行為も重要な社会問題となっており,人権擁護機関の関与が必要とされています。ですから,法務省の人権擁護機関に代わる人権委員会が公権力による人権侵害事案以外取り扱えないとすることは,被害者の救済という観点からは不十分です。
 また,人権擁護推進審議会の答申においても,人権救済機関が救済を行うべき人権侵害行為として,公権力による事案とともに,私人間の虐待や差別等の事案が挙げられています。

ー法務省(人権擁護局Q&A)より

 

 しかし、結論から言えば、今回の件に関して争いごとの解決手段として、法的措置をとることは難しいです。それは、以下に挙げる2点から説明できます。

 

❶そもそも訴えることができるのか?(実現可能性)

❷仮に法的措置に訴えることが出来たとしても、その措置が今回の件に関して効果的なものなのか?(実効性)

❶そもそも訴えることができるのか?(実現可能性)

 争いごとのための場は「民事」と「刑事」というふたつの種類があります。民事は、AさんとBさんの私人間による解決のシステムであり、刑事は、AさんとBさん以外に国が登場する解決のシステムです。また、ルール違反も2種類のルールの存在から問うことができます。それが「日本の国内法」と「国際人権法」です。

日本国内法に認められているルール違反を問えるか?

(結論)ルール違反があるかは現時点では判断できない。仮にルール違反が存在し、認定されたとしても、そのルール違反に対する救済が効果的かはわからない。

運営に対して契約違反に対する民事・刑事責任を問える可能性

運営が「辞退」に関して適切な措置を取っていたかどうか?

・前提として運営側と練習生の間で適切な措置を取るなどの内容を含む契約があったかどうか定かではない

情報開示要求を行わなければ運営に対して責任を問える実現可能性⇨現状:低

仮に「辞退」が差別による誹謗中傷だった場合

誹謗中傷をした個人に対して民事・刑事責任(名誉毀損・侮辱罪・業務妨害罪・プライバシーの侵害)を問える可能性

・差別的言動は匿名性を有する個人によるもの

情報開示要求を行わなければ匿名性を有する個人に誹謗中傷による責任を問える実現可能性⇨現状:低

国際人権法に認められるルール違反を問えるか?

(結論)ルール違反があるかは現時点では判断できない。しかし、システムの整備が充分ではない、もしくは機能していないために、システムが使えないばかりか、そのルール違反に対する救済が効果的かはわからない。

ルールの例:自由権規約第26条

 すべての者は、法律の前に平等であり、いかなる差別もなしに法律による平等の保護を受ける権利を有する。このため、法律は、あらゆる差別を禁止し及び人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治的意見その他の意見、国民的若しくは社会的出身、財産、出生又は他の地位等のいかなる理由による差別に対しても平等のかつ効果的な保護をすべての者に保障する。

ー外務省:市民的及び政治的権利に関する国際規約(B規約)より

国際人権法の実施

国内実施:国内法の整備が必要

現状:整備されていない・最終手段としての憲法違反は実現可能性が低い

国際実施:国際人権規約の委員会への報告

⇨報告には規約の追加議定書への批准が必要⇨日本は未批准

 

 どちらにせよ、今回の「辞退」が「なにが原因で発生」し、「それについてどう対処したか」という事実の開示がないとこれから取りうべき措置がわからない(繰り返し)。

 ❷仮に法的措置に訴えることが出来たとしても、その措置が今回の件に関して効果的なものなのか?(実効性)

法的措置は本当に効果的なことなのか?

 そもそもこのような訴えの可能性が低いことにくわえて、誰の・どんな責任追及をしたとしても、その追及による被害者の救済は、損害賠償が一般的(上記の例:AさんがBさんにお金を払う)であり、辞退をした練習生が、当該番組においてデビューしなかったという選択はルールをあてはめたシステムによって「なかったこと」にはならないからです。

 

現状:Bさん当人による法的措置が手段としてあるが、それが可能か/効果的かどうかはわからない。

(検討結果)Cさんに今できることは?⇨法的措置ではなくそのほかの措置を考えること

⇨ではどんな措置ができそうか?

(結論)そのほかの措置の検討:具体的に何をするのか?

当エントリのここまでのまとめ

日本でアイドルや練習生が守られてない感じのヤなことが起きた!起きている!これってただしくない!という問題提起

⇨辞退は差別が原因である可能性がある
⇨でもそれを判断する情報が現時点で開示されていない
⇨モヤモヤするしどうにもできない

⇨そのほかの練習生も差別が理由ではないが誹謗中傷で傷ついてる練習生がいる
⇨現状:誹謗中傷から彼らを守れていない

(検討)モヤモヤの解消=争いごとの解決
…その手段…
⇨法的措置
⇨そのほかの措置

法的措置の問題点

⇨現状:実現可能性・実効性が低い
実現しても効果があるかはわからない・そもそも視聴者には権限がない

(結論)じゃあ視聴者はどんな手段を取れるのか?

 今、「Cさんにできそうにないこと」を明確にしたわたし(Cさん)にできることは、「今回のことに対して今からでもなんらかの措置が行えるように」「これから今回のようなことがもう二度と起こらないように」個人レベルの問題意識をパブリックに投げかけ、その記録を残すことだと考えました。しかし、わたし個人に考えつく問題意識は限られていますし、個人レベルの声は届かないままに終わってしまうことが多々あります。今までも、わたし個人として「おかしいのでは?」「ゆるされないのでは?」と思ったことに対して何度か問い合わせをしてきたものの、不明瞭な回答にとどまったり、そもそも回答をもらえないことが度々ありました。なので、すこしでも実効性を高めるために、わたしと同じようにモヤモヤを抱えている皆さんの力を貸していただけたらなと考えました。 わたしが行いたいことは、署名運動です。

手段:個人レベルの声(問題意識)をパブリックに投げかける

(具体的手段:署名運動)

見込める結果⇨当該コンテンツに関わる視聴者の「人権侵害に対する意識改善の必要性」という共通認識の形成(コンセンサスの形成)

見込める効果⇨現在の視聴者側のコンセンサスを可視化し運営に投げかけることで運営側の意識の改善を促す

結果・効果が充分でないとしても⇨(今回コンセンサスの形成に至れなくても)パブリックのデータに残る(諦めない)

運営・視聴者がこれからについて考え、対策を取るという共通認識の形成

ー具体的にはどのような共通認識?

・人権侵害が「許されないこと」であるという認識

・これから行える最善の対応と再発防止について考え、その考えを実行に移すという認識

ー(難しいけれど…)今回の練習生の辞退に対しこれから出来うる限りの対応を考えるという認識

ー今後このようなことが起こらぬようどうすべきかを運営ならびに視聴者が考えるという認識

 

 以上の共通認識の形成のために、わたしは運営に対して、署名運動を通して、今回の事態に関する詳細な説明を求めます。

詳細な説明を要求する署名運動

 あらゆるキャンペーンのサポートを行なっている「Change.org」上での署名活動

署名運動で行う要求

「PRODUCE 101 JAPANの練習生の辞退について、運営による練習生に関する対応の詳細な説明を求めます!」


誰に要求を行うのか?
PRODUCE 101 JAPAN 運営事務局(CJENM/吉本興業

 

キャンペーンのカテゴリ

人権

 

目標署名人数

300人(当エントリへのアクセスを予想した数値)

 

補足

(出来れば)最終回放送までに当エントリの要旨を英訳したものをアップロードする。

▼キャンペーンへの賛同はこちらよりお願い申し上げます▼

chng.it

 そして、目標署名人数に達するまでに、運営に対して説明を要求する内容に関してのご助言・ご意見を募ります。そして、目標署名人数に達し次第、署名のリンクと共にお送りいただきました要求内容をまとめて、運営にお問い合わせしたいと考えております。

運営に対する要求の内容(具体案)※ご助言・ご意見お待ちしております

国籍による差別があったおそれのある練習生3名に関する説明の要求

■今回番組内において、差別的な取り扱いがなかったと言える根拠などございますか?

・なにを差別と考えていますか?

・それを踏まえ、そのようなことが起こらぬよう注意を払いましたか?

ー差別的取り扱いは、どうしても発生する可能性があるという認識のなかでどのような対応をしていたのか。
■「話し合い」の具体的な内容についてお聞かせ願えませんか?

(例)
・練習生との話し合いは、いつ行われたのか?
・それは何人で行われたのか?
・運営は、デビュー圏内にいる外国籍の練習生の辞退要求に対してどんな対応をしたのか

ー引き止めたのか?辞退を推奨したのか?
・練習生3名が辞退を申し出た理由の内容は?

ー健康上(精神・身体問わず)のものかその他の理由(信念上の理由など)によるものか?
・運営は辞退申出理由に対する対処を行ったのか?対処を行った上での辞退だったのか?

 

SNSによる誹謗中傷を受けているすべての練習生に関する説明の要求

・運営と練習生の間に契約・それに準ずるものがあったのかなかったのか お聞かせ願えませんか?

ー誹謗中傷を受けた場合に適切な措置を取る、または 運営は一切の責任を負わないとするなどの内容を含んだ契約・それに準ずる取り決め

・今回、運営の方々が手厚く細やかな対応として、お知らせや告知などにおいて SNSなどでの誹謗中傷についての注意喚起を行っており、誹謗中傷に対する問題意識が明確に提示されておりました。 愛あるご配慮により、ご尽力いただいたことを承知の上でお聞きしますが、視聴者に対する注意喚起以外にも、練習生を守るために練習生側にどのような対応を行いましたか?

ー説明責任を問うのではなく、運営によるこれまでの対応の透明化を求める

 

その他の事項に関する説明の要求

■練習生個人ではなく、運営事務局として、誹謗中傷を受けたことはありますか?また、誹謗中傷が原因となって、業務遂行に支障が出たことはありますか?

 

  今回の運動に対するご助言・ご意見:「運営に対する説明要求にはこれが必要/不必要なんじゃないか?」「署名運動以外にももっといい方法があるのでは?」などがございましたら、こちらにて共有頂けますと、大変嬉しく思います。くわえて 、頂戴したご助言・ご意見は、このエントリに(随時更新)のかたちで共有させて頂きますことをご了承いただけますと幸いです。ご助言・ご意見、本当にお待ちしています。

(検討理由)なぜ、声にするのか?

 以下、Cさんとしてのわたしが「なぜ練習生3名がデビューできる選択肢はなくなってしまったし、他の練習生に関しても誹謗中傷がゼロになることなんてあるわけないのに、まだ声にするべきであると思っているのか」について、お話しいたします。まったくもって、読み飛ばしオーケイです。

「悲しい」「残念だ」「怒りを覚える」で 終わらせてはいけない。見過ごしてはいけない。

 簡潔にいえば、わたしの「これはただしくない」という気持ちが、それを許さないからです。そして、この問題をここで見過ごしてしまえば、また誰かがデビューをやめるという選択肢を選ぶ事態が起こるかもしれない。いえ、確実に起きる。それにもしかしたら今、「PRODUCE 101 JAPAN」をまなざしてきたファン、そして運営側の方々のいずれもが、同じような「モヤモヤ」や「悲しみ」や「怒り」を抱えているにもかかわらず、現状、自分たちにできることがわからず、モヤモヤしたままなのかもしれないからです。しかし、もうただわからないでは済まされない、崖っぷちのところまで来ているかもしれない。だからこそ、一緒に考えてみたいし、声にしたいと思いました。

「人権侵害」はいかなる理由であっても許されないこと、なのに…

 人権はすべての人間に認められた権利であり、国籍による差別、そして差別いかんにかかわらず誹謗中傷という人権侵害行為は、許されることではありません。しかし、今回取り上げた3名の練習生、そしてそれ以外の練習生に対しての誹謗中傷は依然として続いており、現行のシステムでは充分に彼らを救うことはできません。けれど。

「できない」からといって「これ以上考えない」「声を上げない」ことにしてしまっていいのか?

 世界は簡単には変わらないけど、声にしてはじめて「変わるための風」が吹くのだと思います 。だんだんと、コンテンツに関わるひとびとが「これは許されないことだ」「だけど、そんな心ない行為から誰かを守ることは今の システムじゃ難しい」ことに気づき、声をあげていかなければならないのではないでしょうか。声にし続ければ、傷つくひとを救える、傷つけたひとが報いを受けるシステムが、それぞれのコンテンツごとに、作られる日が来るかもしれません。

 紛争のなかで苦しんでいるこどもたちに保障されていない「人権」と、今回の件で触れている「人権」が、なかなか頭のなかでつながらないひともいるでしょう。ですが、この権利がすべてのひとに認められている権利だという意識を持ち、身近なところからさまざまな「人権」を守るさまざなシステムが必要であること、そして、「誰もが誰かに傷つけられてはいけないこと」について考える必要があるのではないでしょうか。

人権が存在する目的。それは、人間の尊厳を護ることです。では、尊厳とは何でしょうか?これを定義するのは簡単ではありませんが、もし自分が尊厳を奪われた状態になったときには、比較的簡単に実感できるでしょう。

たとえば、肌の色や人種などの理由で、他人にバカにされたり、店に入れなかったりすること。自分の考え方を述べただけで、自由を奪われてしまうこと。悪いことをしていないのに、逮捕され、暴力をふるわれること。自分も一員である社会のはずなのに、そのあり方に発言することすら認められないこと。教育を受ける機会を奪われてきたために、文字も読めず、人にだまされてしまうこと。こういう状況になったときに、私たちは、どうしようもない悔しさを感じることでしょう。

このように、誰でも感じる不当な「苦しみ」「悔しさ」を繰り返さないようにするために、一つ一つの権利が人権とされてきました。

人権。それは私たちの手で作っていくもの : アムネスティ日本 AMNESTYより

・・・

人間が尊厳を持って生きるために必要なことを、特別な権利にし、簡単に奪われないようにしたはずですが、世界には現実には人権を奪われている人は少なくありません。なぜなのでしょうか?

それは、権利を守るためには、それなりの仕組み(制度)が必要だからです。私たちは日常生活を送る上で、権利を奪われるということは滅多にないので意識しませんが、権利を守るためにはさまざまな制度が必要です。たとえば、ちゃんと法律にのっとって裁判が行われること。権利侵害がされた場合に、訴えることができること。自分たちの持っている権利が何か知ることができること、などです。特に重要なのは、社会が法律などの基準に基づいて公正に運営されていることです。このような社会の運営の仕方を「法の支配」と言いますが、法の支配がない社会では、権利を守ることはできません。

たとえば、偉い人なら悪いことをしても罰を受けない社会なら、権利は守られません。権利が守られない社会では人権も守られないのです。

私たちの生活を支えている「人権」と「権利」 : アムネスティ日本 AMNESTYより

遠くて近い国のわたしたち

 そして、もうひとつ、わたしがこのK-POP・J-POPに端を発する「アイドル文化」コンテンツの特性に鑑みて考えてきたことがあります。

 今回取り上げた練習生の3人は韓国籍の練習生です。そして、そもそも「PRODUCE 101」シリーズは、韓国の音楽番組によるサバイバルオーディション番組でした。現在、わたしたちの国・日本とお隣の国・韓国は料理、文学、ファッション、そして音楽(K-POP)に代表されるアイドル文化などでつながることができている部分があると思います。そして、その一端を担うアイドル文化において、このような悲しいことが起こっていることは、そのせっかくの我々のつながりを断ち切ってしまう可能性があります。

 また、国籍などによる差別といった「二国間関係」の問題だけではなく、我々の国々はそれぞれが、「女性の権利」といった人権に関する「国内問題」に同じように直面しています。

 そんななかで、日本人である我々が「人権問題」について考えることはどういう意味を持つのか。正直、わたしにも先は見えません。ただ、韓国からやってきた練習生が「デビューをしない」という選択をした現状が、ただしくないという意識は、韓国のひとたちとも、世界のひとたちとも共有できることです。だからこそ、 今このことについて考えることが、これから先、K-POP・J-POPを楽しむことだけではなく、本当の意味での隣の国との「つながり」を作り上げることに貢献するのではないでしょうか。

 そして、今ここで声にしないことが、せっかくつながっている部分を断ち切り、断絶、さらなる悲しみや怒りを生むことにつながる、そういう危険性があるのではないでしょうか。

 

最後に:スキのためにできること

声にすること

 なぜ声にするのか。しなきゃいけないから。声にしないと、世界に届けないと、世界に、自分の心にうずまくモヤモヤは変わらないから。間違ってるかもしれない、もっといい方法があるかもしれない、だからこそ、皆さんの力が必要で、皆さんと考えたいと思いました。世界は一人じゃ変えられない。すぐには変わらない。でも、「みんなで」なら、少しずつ、変わるかもしれない。「すぐには変わらない」ことが「声に出さなくていい」ことにはならなくて、声にし続けるからこそ、少しずつ世界は変わっていくんだと思います。

 なので、繰り返しのお願い(3回目)にはなりますが、 今回の運動に対するご助言・ご意見:「運営に対する説明要求にはこれが必要/不必要なんじゃないか?」「署名運動以外にももっといい方法があるのでは?」などがございましたら、こちらにて共有頂けますと、大変嬉しく思います。くわえて 、頂戴したご助言・ご意見は、このエントリに(随時更新)のかたちで共有させて頂きますことをご了承いただけますと幸いです。ご助言・ご意見、本当にお待ちしています。

Acknowledgements

 ここまで、読んでくださってありがとうございました。最後にふたりの友人に感謝を。今回このエントリを作成する、ならびに運動を開始するにあたって、お友達のつっこちゃん(はてなブロガー:phenomenon管理人)とあさくらちゃん(Twitterあさくら (@lolltw) | Twitter)にご助言やご協力をいただきました。ふたりが手伝ってくれなかったら、ずっとひとりでモヤモヤしていたと思います。本当にありがとうございました。

 ここまで、読んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。そして、できれば、この件についてこれから一緒に考えてくださると嬉しいです。

 

ー2019年12月10日 J.ラニーナ